良い質問方法と悪い質問方法を4段階に分けてみた
この記事を書くきっかけとして
最近(といっても既に数か月経過)研究者となってしまったためである
自分の研究者としてのキャリアは大学時代に数年経験した程度であり、
この年で研究者になるとは思っていなかった。
※就活の時に研究所も受けて内定はもらったものの、
研究者という職種が恐らく合わないからという理由で辞退した
ただなってしまったものはしょうがないので
何かいい戒めがないかと学生時代の記憶を探ってみると
恩師がいっていた質問方法を思い出した。
それを少しまとめてみる。
主に4つである
- 悪い質問
- 良くはない質問
- 良い質問
- 非常に良い質問
1.悪い質問
「〇〇がわかりません」
今、僕にこのような質問が来てもキレそうです。
対象が広すぎることもさることながら
恐らく本質的に何がわからないのかわかっていないのではなかろうか。
2.良くはない質問
「〇〇に対して①、②、③のうち、どれを使えばいいかわかりません」
先ほどよりは少し具体的になってきた。
どうやら〇〇に対して有効な方法がどれかを聞いているらしい。
ただ、この場合、どれが有効かを答えたらそれで終わりそう。
というのも今後このようなことが起きた場合も同じように
何も考えずに聞いてくるだけになるだろう。
3.良い質問
「〇〇に対して①、②、③のうち、どれを使えばいいかわかりません。
私としては③が・・・なのでよいとは思うのですが」
自分の意見が入っており、考えられている。
①、②、③を比較できていると思える。
4.非常に良い質問
「〇〇に対して①、②、③のうち、どれを使えばいいかわかりません。
私としては③が・・・なのでよいとは思うのですが、
ただ問題なのは・・・なので何かいい方法ありますか」
③についての自分の意見の中にメリットデメリットが入っている。
これならば、
・③を選ぶ場合、そのデメリットをどうにかして解消できる方法を教える
・①、②に対して③を上回るようなメリットを示してそちらを教える
といった建設的な話ができる。
質問一つとっても自分が何を考え、どうしたいかが重要である。