社畜やってる場合じゃねぇ!

週休0日制の研究室に通うラボ畜だった社畜の雑多な日常を更新するだけのライフログ

『嫌われる勇気』を読んだが、なかなかぶっ飛んでた。

明日から仕事が始まります。

正月休みが9日間とみなさまは長いと感じるかもしれませんが

わたくしは・・・

短い( ´◔‿ゝ◔‘)

と思いました。

もうちょっと欲しいな…

 

さて、タイトル通り、

2014年に突入して

初めて読んだものは

『嫌われる勇気』

です。

この本のもととなった心理学として

アドラー心理学」があります。

 

アドラー(アルフレッド・アドラー)さんは

フロイトユングに並ぶ三大巨頭の一人とのこと。

わたくしは知りませんでした。

おそらくこの本を読んでいない中で知っている人は少ないかと思います。

 

まあそのあたりは本書を書店で立ち読みしてもらうとして、

本書では重要な部分が太文字で書かれております。

「「もし何々だったら」と可能性のなかに生きているうちは、変わることなどできません」

「他者の期待を満たす必要などない」

「自由とは、他者から嫌われることである」

 

等々なかなかぶっ飛んだことが書かれています。

 

一番ぶっとんだことが書かれているのは

やはり序盤であり、

トラウマなどは、過去の事象が現在の状態を作っているのではなく

現在の状態を説明するために過去の現象の内、都合のいいものを取ってきているだけにすぎない

というものでした。

 

トラウマは一般的な認識では、過去に何か嫌なことがあり、

それがしこりのように残った結果、

現在、何々に対し苦手意識があるなどと思われています。

これはフロイトさん的な考えで原因論によって説明されているのですが、

アドラーさんとしては原因論ではなく、目的論として説明しています。

現在、何々の状態であり、それは過去の現象の内、説明に使えそうなものを

「原因」として言っているだけであるというものです。

つまり、現在の不都合な状態を説明するために原因を見繕っているということです。

別に過去に何があろうが現在の状態には関係ないとおっしゃってます。

理系の私としては最初抵抗感はありましたが、本書を読んでいく上で

その抵抗感もある程度はなくなってきました。

なるほど、このように考えれば、人は変われるのか、と。

 

上記のことは本書のごく一部なのですが、

このような今まで生きてきた中で培った常識と相反するものも

多く書かれていますが、得るものは大きいです。

 

特に高校生に読んでほしいですね。

というのも本書では青年と哲人の会話でストーリーが進みます。

ここでの青年の立ち位置が読者です。

哲人のぶっ飛んだ話が自分の持っている常識に反しており、

抵抗する姿があります。

さらに青年は「自分なんて」と劣等感を持ち

他者の目を気にするあまり、自分のしたいことができない人物です。

 

わたくしも高校生の頃、

人が怖くて一人で服も買いにいけないぐらいでした。

アドラーの力を借りて現在になったわけではないですが

もしそのようなことで悩んでいるなら

まずこの本を読んでみたらいいかもしれません。

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え