『仕事は楽しいかね?』読了!仕事がうまくいくためにやるべきこと、やめるべきこととは?
先日、久しぶりに本屋さんに行き、
本を物色しました。
(わたくしの住んでいるところは本屋がありませんので
イオンまで行かないと本に巡り合えない!)
そこで衝動買いしました!
タイトルに惹かれて。
ストーリーとしては・・・
大雪で閉鎖になった空港で、
偶然出会った老人”マックス”の問いかけに
動揺してしまった35歳の”私”。
日々の仕事にゆきづまりを感じ、
未来に期待感を持てない私に、
マックスは一晩だけの講義を開始した・・・。
最初に目を引いたのは第二章で
老人マックスが、私が成功するために必要なことをリストアップしたものに
×をつけたことです。
ちなみにこの私がリスト化したのは
1.目標を設定する。
2.生きる姿勢を変える。
3.他人の成功を範として自分の成功を生み出す。
というものでした。
よく見ればどの自己啓発本にも書かれていそうなことですね。
しかし老人マックスはこれらに×をつけ、
目に見えるところに張ることがよいとアドバイスしました。
さらに、
「試してみることに失敗はない」
というメモをわたし、先ほどのリストの横に張ることを言いました。
1の「目標を設定する」を×した理由としては
人生が規則正しいものならばよいのだが、
残念ながらそのようなことがないためです。
また目標を設定してしまうと自己管理できている
と勘違いしてしまうためである。
ただ一つ目標を立てるとすると
「明日は今日と違う自分になる」
ことである。
2の「生きる姿勢を変える」はどうだろうか。
作中で物事の革新について語る際に述べられていた。
(世界を変えた新商品を開発した)十六の企業は、持つべき姿勢をしっかり育てて、
それから画期的な成功を収めたんじゃない。
画期的な成功を収めて、それから持つべき姿勢について、
もっともらしい話をしたんだ。
ここ数年、多くの著名人の自己啓発本が出版されており、
かくも私も自己啓発本内に載っている事柄をうのみにしてしまっていたかもしれない。今後ここら辺は注意して読もう。
3の「他人の成功を範として自分の成功を生み出す」
についてはこんなことが書かれていた。
フットボール選手のレイモンドベリーについての引用である。
彼は優れたクォーターバックを片っ端から研究して、
パスの極意を見つけようと思った。
結局、どんなことがわかったか。
彼らに共通することはただ一つ。
それは、”それぞれ違ったふうにボールを投げている”ということだった。
また、平均以上の優秀な人間が成功した他者を模倣すると
そこはもはやレッドオーシャンとなってしまい、
平均以上の非凡な人間が平均となってしまう。
重要なのは他者と違うことをする、である。
本書は180ページと短いにもかかわらず
読書メモの付箋が12枚となった。
それだけこの本から得られるものが多いということである。
ぜひとも手に取ってみてほしい。
- 作者: デイルドーテン,Dale Dauten,野津智子
- 出版社/メーカー: きこ書房
- 発売日: 2001/12
- メディア: 単行本
- 購入: 94人 クリック: 1,676回
- この商品を含むブログ (219件) を見る